シーズン情報

岩木山パトロール情報(2023年2月26日時点)

岳登山道1200m付近の南西斜面、長平登山道900mから1200mの全方位。
24日夜の積雪が標高900m以下では10~20cm、標高900m以上では20~40cmあり、樹林帯上部から森林限界にかけては、この新たな積雪の表層25cmが、雪崩の原因となり得るスラブ(面発生雪崩の原因となり得る板状の性質を持った雪の層)を形成していて、非常に不安定な状態です。
岳登山道標高1200m付近・南西面では、このスラブによる自然発生の雪崩が観測されました。(幅10m・長さ30m)
長平登山道も同様のコンディションで行動中に全方位の35度以上の斜面では幅10〜20m、長さ50〜100m程の雪崩がオープンバーン、樹林帯問わず全方位で発生しました。
26日までまとまった降雪が見込まれていて積雪量がさらに増えることが見込まれるため、引き続き雪崩には細心の注意が必要です。入山する方は気象情報を確認し、地形に注意して行動するように心がけましょう。

岳登山道1200m南西斜面

岳登山道1200m南西斜面

長平登山道1000m付近の北斜面

長平登山道1000m付近の北斜面

 

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