赤倉コース
5日以降の新たな積雪(10~40cm)が旧雪(凍結した固い層)の上に載っています。両者の結合は良いのですが、風下側の斜面にはウインドスラブ(風で運ばれた雪が板状に堆積したもの)が形成されていて、不安定性を示すシューティングクラックが走ります。(写真の通り)風下側の急斜面や斜度が大きく変わる場所では特に危険度が上がります。この先しばらくは中程度の西~北西風が吹く予報となっていますので、方角、地形、斜度に注意して行動しましょう。
強い風により、雪庇の形成、発達も顕著です。特に視界不良時には注意しましょう。また、今後気温の上昇により、雪庇の崩壊、崩落、それに伴う雪崩の発生も懸念されますので、自分の取っているルート上の雪庇の有無、状態にも気をつけましょう。

標高900m(鬼の土俵)付近の雪庇
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